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HHS AC EVD 1.8m

さて、今回も電源ケーブルです。今回は国内電源ケーブルブーム(?)の火付け役といっても良いかもしれないメーカーaet社のHHS AC EVDです。今回視聴したのは長さが1.8mです。

Product Overview of HHS AC EVD 1.8m

コネクター、プラグはそれぞれAET製PSE-018HG、およびPSE-320HGが使用されています。この組み合わせはEuryale KS-3と同じです。以前のレビューでコネクター,プラグの組み合わせで音が変わる、と言う事を書きましたが、Euryale KS-3と比べることにより電材部の音の違いをチェックすることが可能ですね。

さて、HHS AC EVDですが、その電材部は新開発とのことです。aetとしては初めてとなる2芯ツイスト構造が採用されています。

Sound Impression of HHS AC EVD 1.8m

さて、音を確認していきましょう。チェック方法は先日のGOURD GCP-900の時と同じく音源をパラって2台のISA430mkIIにLineで入力、そのISA430mkIIの電源ケーブルをいろいろ切り替えて試聴していきました。

ぱっとaet HHS AC EVD聴いた感じの印象は、すっきりとしていて、腰のある感じ、とでも言いましょうか。「ヨーロピアン」というイメージではないのですが、ふくよかでワイドレンジな印象を受けました。

いろいろな楽器が集中する中域をうまくまとめてくれている感じ、と言う感じでしょうか。KickとBassのつながりが良くなり、Bassのフレーズの動きが分かりやすくなります。あと少し奥行きが出たかな、と言う部分も有ります。

電材部の音を確認するべく、KOJO TECHNOLOGY Euryale KS-3と比較です。以前どこかでもかきましたがKOJO TECHNOLOGYの電源ケーブルは基本的に電材部は同じです。なのでEuryale KS-3は上がすっきり伸びた音がするだろうな、と思っていました。

結果的には全くそのとおりで高域が得意な電源ケーブルと中域が得意な電源ケーブルの試聴になってしまいました。

また、同じタイミングで試した、Argos KS-11との比較で申し上げますと、中域のまとまり方に差があるような印象です。
JazzなどであればHHS AC EVD、RockであればArgos KS-11、弾き語りの一発録音であればEuryale KS-3かHHS AC EVDと言う感じですか。なんとなくのイメージが伝わってくれれば思います。

HHS AC EVDがマッチしそうな単独の楽器だとまずはBassでしょう、あとクランチ系のGt、あとPf、オルガンあたりですかね。好みにもよると思いますが、アナログシンセも良さそうです。

Afterwords

一緒に視聴したktrはいたく気に入ったらしく、マイケーブルとして購入していました。つくば店にも電源ケーブル馬鹿フリークが増えてきましたねぇ。

電源ケーブルの効果は様々ですが、音にお悩みの方、是非一度ご相談下さい。

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checker:Takumi Otani

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