dbx
786 (modified)

さあ今回のProduct Reviewはdbx 786です。
数少ないBlue seriesの製品で、国内で発売されていたのはこの786とDynamics 160SLのみだったように記憶しています(海外ではADコンバーターが発売されていたように記憶しています)。
ずっしりと重たい(9.3kg)ボディからは良い音が予想されます。

Product overview of 786

まずfront panelから見て行きましょう。目をひくのは大きくレイアウトされたGAINです。5dBのステップゲインです。その左下にはFINEという、GAINの補正を行うつまみがあります。±5dBです。
さらに感心(?)するのは5kHz-40kHzのShelving EQを搭載していることです。
Avalon Design VT-737spも最高32kHzのShelving Passive EQを搭載していますが、コレは更にその上をいきますね。周波数が高ければよいかと言うとそういうわけではないのですが、20kHz以上を操作することにより、可聴領域にも変化が出ます。僕はデジタルレコーダーのFormatを48kHz/24bitで録音することが多いのですが、このフォーマットでも変化はでます。

また、Phase,+48V,20dB PAD,impedance 切り替えのボタンも装備されています。

InputにはJensenトランスを使用、出力段のトランスはベルデンケーブルを300m、THD=0.007%で伝送できます。ステージで786をHAとして使用すれば、コンソールまで300m離れていても問題なく音声伝達が出来るのです。300mと言うと、音が届くのにおよそ1秒弱かかる距離です。そんな長いケーブルがあるのかどうかは別として、厳選された良いパーツを使っているのだと思います。
リアパネルですが、inputとoutputしかありません。insert回路などは皆無です。optionでADコンバーターを搭載できるのですが、そのスロットがある程度です。
電源コネクタはIECとなっており、ケーブルを選んで音色を変更することが可能です(この辺の電源ケーブルにまつわるreviewも近々upしたいところですね)。

Sound Impression of 786

さて肝心の音ですが、なんと言うか,誤解を恐れずに言うと"Solid"です。スピードが早い感じです。
あくまで僕のイメージですが、Avalon Design M2mkIIは"Natural&Tite"ですかね。dbx 586は"Tough"といった感じでしょうか。
極端に変わるわけではありませんが各機種に個性が微妙にですがあります。

Solidというと機械的な印象を受けるかもしれませんが、実際には自然でかつ、力強い音がします。DsのOverhead,Piano,Strings等、どんと来いという感じですかね。空気感もきちんと収録できる高級モデルです。あと結構すきなのが、HHとkickです。
Discreet回路のせいか立ち上がりも早く、情報量に欠落がない、という印象を受けます。
レンジがとても広い(2Hz ~ 200kHz(+0/-3dB))のであらゆる楽器の特性を正確に表現している感じがします。またGtなど、Leadを取るパートに使用すると、前述のEQのせいもあるのかもしれませんが、程よく音を前に出すことが可能です。

Afterwords

頑丈に作られたフロントパネルをはじめいたるところで手を抜いていない、dbxの最高峰モデルです。

dbx,786 (modified)

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checker:Takumi Otani

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