dbx
1066

最近ややハイペースで更新しているproduct reviewですが、今回はdbxの1066です。コレはデュアルモノラル/ステレオのGate/Expander+Compressor+Limiterです。
この機種は結構僕のお気に入りの機種で、商品ページの記事で「当店engineerが...」と言う記事がありますが、このEngineerとは僕のことです。

Product Overview of 1066

さて、どうでも良い自己アピールはさておき、製品を見ていきましょう。

前述の通り、基本的にDual monoのGate/Expander+Compressor+Limiterです。メインはCompressorですね。
実際、ガシッとかかるこの機種は非常に「Sound Rock!!!」です。

パネル詳細を見ていきましょうセンターの左がchannel 1,右がchannel 2です。1ch分を見ていくことにします。まず一番左、EXPANDER/GATEのセクションです。上記の通り主機能はコンプレサーですのでさほどコントロールはできません。ThresholdとRatioのノブが並びますその右には[SC Enable],[SC Mon]と言うボタンが並びます。

THRESHOLD
OFF~+15dBu
RATIO
1.2:1~8:1
[SC Enable]
SC=SideChainです。背面のSIDECHAINの入力を有効にします。
[SC Mon]
サイドチェインに入力された信号をモニターします

僕はほとんど1066のGate/Expanderを使わないので、あまり詳細は書けませんが、とりあえず音がなくなります(笑)。結構ガッツリ効く、という印象が有ります。

僕の好みなのはコンプレッサー部です。コントロールはTHRESHOLD,RATIO,ATTACK,RELEASE,OUTPUTで、特筆すべきことはないですが、ボタン類([XXX]という形で記載)も含めてみていきましょう

THRESHOLD
-40~+20dBu
RATIO
1:1~∞:1
ATTACK
3dB~0.04 dB/mSec
RELEASE
250dB~5dB/Sec
[OverEasy]
いわゆる「ソフトニー」です。僕はヴォーカルやベースなどの「比較的スローアタックだけどコンプをかけたいもの」によく使用します。
[Contour]
ディテクター信号の低域を減衰させます。結果的にkickやベースなどのソースの過剰なコンプレッションを回避できます。
[AUTO]
アタック、リリースのノブを無効化し、内部にプログラムされたアタック、リリースに切り替わります。僕はあまり使用しません。

1066の特徴はAttackとReleaseの単位が[dB/mSec][dB/sec]になってることでしょうか。ほとんどの機種は[sec]または[msec]のみですから最初は違和感がありましたが慣れてくると、非常に理にかなっている設計で、パーカッシブな音に対しても自然な感じで反応してくれます。
Releaseも同様の設定でロングサステインモノもきれいにまとめてくれます。

Sound Impression of 1066

さて、実際の音ですが、前述の通りかなりガッツのある感じにかかるのでジャンルを選ぶかもしれません。間違いなくRockには向きます。

値段が違うので単純な比較もチョット気の毒ですが166XLや266XLなどとは別物です。パネルなども含めて非常にしっかりしています。コンプですのでおもいっきりかけるとやはりレンジは狭くなりますが、それでも下位モデルとは比べ物にならない良さが有ります。

その昔知り合いのベーシストがラックにBass用のプリアンプとコンプ、チューナーを組みたいといってたときに1066がいいんじゃないか?とアドバイスしたのですが、結局その時は予算の関係で別のメーカーのコンプにしたようでした。その後機会があって僕の1066を試す機会があったのですが、唖然としていました。音の太さや、コンプレッションがすごく理想に近いと、しばらくしてラックの内部を見たときにはdbxのコンプがラックの中に装備されていました。

さてOverEasyを外した状態だと結構おもいっきり、「作動中」と「非作動中」の違いがわかるのですが、OverEasyをonにするとその間ができるせいかあまりそのさが気にならなくなります。Vocalやフィンガーピキングのベースなどにはovereasy(=soft knee)をうまく設定しないと不自然な感じになるかもしれません。とは言ってもOVEREASYを押せばかなりソフトなkneeになるので特に問題はないと思います。

トータルコンプレッサーとしても非常に優秀に効いてくれます。

Afterwords

最近はM7CLやM-400等のオールインワンデジタルミキサーの出現で持ち出す機会は若干減少しましたが、アナログ卓を使用するときには必ずもって行きます。

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checker:Takumi Otani

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