Samar Audio Design
VL37A

皆さんCOVID-19のVaccine接種完了されてますでしょうか?僕は先日2回めを打ち終えたのですが、副反応が予想より長引いています。

今回見ていくのは、以前レビューした、Samar Audio Design VL37のActive versionである、Samar Audio Design VL37Aです。

パット見はほとんど同じ両者、どういった違いがあるのでしょうか?

早速見ていきましょう。

Product Overview of VL37A

まず、見た目、型番を表す、VL37とVL37Aの刻印以外は全く同じと言っても良いでしょう。

Specを見ていきましょう。VL37のSpecも記載します。

Spec of VL37A

FrequencyResponce
20Hz … 25kHz(and beyond)
Pickup Pattern
Figure-8
Ribbon Dementions
2"x0.250"x1.5micron
Sensitivity
8.4 mV/Pa
Max SPL
140 dB以上
OutputImpedance
65 Ohm
MicrophoneDimensions
高さ163 mm、直径33 mm
Weight
230 g

Spec of VL37

周波数特性
20Hz - 25kHz(以上)
指向性
双指向性
Ribbon Dementions
2"x0.250"x1.5 micron
Sensitivity
2mV/Pa
Output Impedance
250 Ohm
寸法
高さ163mm、直径33mm
重量
230g

Ribbon elementは同様のようですね。やはりActive回路による感度の差と出力インピーダンスの差が目立ちます。VL37の感度はSHURE SM58の感度とほぼ同じくらい(SM58:–54.5 dBV/Pa, VL37:–54 dBV/Pa)ですが、VL37Aは-41.5 dBV/Paです。これはAKG C451 Bの感度(-41 dBV/Pa)とほぼ同じです。

最大音圧Levelは140 dB SPLありますので高音圧の楽器でも充分かと思います。

Sound Impression of VL37A

今回もE Gt.のチェックに使用してみました。Clean tone, Crunch sound, O/D sound, Distortionの4つの音色で試してみました。

個別の音色で確認したい方は

にそれぞれClean Tone, Crunch sound, Overdrive sound, Distortion soundで収録してあります。

Part Iもご覧いただければ、収録状況の概要もわかるのですが、簡単に記載しますと、一旦Line録音した4種類のフレーズをReampしてGt Ampに入力し、マイクを変えて収録というイメージです。NO EQ,NO Dynです。

VL37と音色は似ていますが、やはり違います。Active Pre ampとOutput-Zの違いがその原因なのでしょうか。明るい音という印象でしょうか

この音色(周波数特性)、感度であればもっと小音量の楽器にも向くと思います。

PfやDsのOverheadはいい感じになりそうな予感がしますし、過剰なEQも必要ないでしょう。あとVL37はアコギに試したときの印象も良かったので、VL37Aにも良いと推測できます。あとは管楽器でしょうか。少しOff-Miking気味のほうが良いと思いますが、TpやTbなどの音色をPeak pointをうまーく逃しながら収録できそうな印象です。

双指向性を生かしたAmbience収録なども良いのでは無いでしょうか。

Modern Ribbon Micらしく(?)守備範囲の広いマイクだと思います。

Afterwords

動画の後半、コメントでもしきりにいっていますが、僕はこのVL37Aが非常に気に入りました。我らがHome, Annex Recording StudioのLineupに加わる日もそう遠くないかも知れません。

Samar Audio Design,VL37A 画像

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Samar Audio Design,VL37A
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