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Roth Audio
GT-100W

またまた時間が空いてしまいましたが今回はGt Ampのレビューです。国内発上陸のROTH Audioという、イギリスのブランドです。
ちなみに今現在(2008/5)Roth Audioのサウンドが試せるのはMusic Plantつくば店のみです。
ご来店お待ちしております。

さてこのアンプですが、モデル名からもお分かりかと思いますが、100Wの2chコンボアンプです。リバーブも搭載しています。
コントロールは
Control:VOLUME(for CLEAN ch),GAIN(for DRIVER ch),LEVEL(for DRIVER ch),BASS,MIDDLE,TREBLE,REVERB,[STANDBY],[POWER],[CLEAN/DRIVER],[BOOST],[PRESENCE]
です([xxx]表示はスイッチ)。

これといって特筆することのないパネルかと思います。ギターアンプを触ったことのある方ならすぐに音作りが始められるでしょう。

さて実際の音について見ていってみましょう。
まずはCLEAN chから。このチャンネルではクリーンサウンドからクランチサウンドまでをカバーします。ブリティッシュアンプらしい中域にパンチの聞いた音です。立ち上がりのスピードはMarshallやLaneyよりも早い印象ですが、MATCHLESSやUlbrickの方が立ち上がりは早いでしょう。クリーンをクリーンらしく演奏することももちろん可能ですがナイスなエフェクターと組み合わせても非常によいと思います。
次にDRIVER chです。こちらはクランチからオーバードライブ、ディストーションまでカバーできます。個人的にはこの歪とても好きです。
ハイゲインアンプという感じではないのですが、しっかり中域が出ていてGtのおいしいところ余すことなく出してくれる感じです。

実はこのGT-100Wはデモ機で代理店さんからお借りしているのですが、今回タイミングが一致して2件のRecで試すことが出来ました。

1バンド目はパンキッシュなメロディックロック、2バンド目はpopでさわやかなロックという感じでしょうか。
1バンドのGt Overdubbingの日に一応2台のアンプを用意したのですが、バンドさんが選んだのはRoth Audio GT-100W,結構歪ませたいとのことで壁を作れる感じの音を作っていきました。
演奏に使用したGtはFender Telecasterだったのですが、休憩中に「テレキャスであの音出るとは思えないよねー」なんてな話題に。
僕も含めて意見が一致したのは「Les Paulみたいな太さがあるね」というところ。
その後セッションの続きで、クランチサウンドによるカッティングを収録する曲があったのですがこれまた素敵なクランチサウンドです。

さて、もうひとつのバンドさんの録音時にも使用しました。
今回は曲のイメージが「枯れた感じのGtサウンド」とのことで、そのイメージを出すべく音作りをしていったのですが、DRIVER chでGAINを9時くらいだったかにして、BOOSTスイッチを入れた瞬間全員が「それだ!!」と(笑)。ちょっと映画のワンシーンのようでした。

そこからはさくさく進みます。Mixの時にも声とぶつかる周波数をちょっとカットしたくらいで非常にしっかりした音になっています。

これといって強力な個性があるアンプではないのですが、それがゆえに非常に使いやすい部分があるアンプだと思います。

Roth Audio,GT-100W

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checker:Takumi Otani

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