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Roland
New Product Meeting2010

去る9/1に表参道ヒルズ地下3階にある、『スペース[O:]』にて行われた、ローランド ニュープロダクツ・ミーティング 2010 なる新商品発表会に参加してまいりましたので、ザクッとご報告。

初参戦だったりする新製品発表会

実際には、9/1と9/2の二日間、このお洒落な場所(会場外はまさに私にとっては場違いな場所でした...)で開催され、1日目は報道関係&販売店用、2日目は販売店用と夕方からは一般ユーザー向けイベントとなっているようです。

そんな私は1日目に。ネクタイ&高そうなカメラ(動画撮影は禁止でした)&ノートPCを広げる方達に混じっての参戦。

ステージに向かって左右に新商品が展示され左にギター関係、右にデジタル関係、後ろは鍵盤系のレイアウト。楽器フェア等と同様自由に触れます。開発関係者がお揃いのブルゾンで商品説明をしてくれます。

弊社担当の営業さんのススメで『満員になるから、早めにいい席をとったほうがいいですよ。』というお言葉に準じて、真ん中通路左側の前から2番目に着席。

まずは...

定刻で場内が暗転しステージ上のスクリーンに60、59、58・・・とカウントダウンが始まる。なんかスゲー仰々しいな...気合い入ってる~などと感じていると、カウントゼロと共にファンファーレが鳴り響きローランドの代表取締役社長の田中英一氏が登場し、新製品開発に置ける背景を直々にプレゼン!やはり、気合い入ってます!

スクリーンに映し出されるローランドの思考、方向、活動、諸々のチョッと固いお話に時折イベントやデモ演奏等(9/2に開催されるBOSSループステーションワールドチャンピオンシップ・日本予選 )の動画を挟み、あっと言う間に30分。

その中で、ループステーションの紹介にあたり、翌日ゲスト参加されるヴァイオリニストの中西俊博さんの生演奏がありまして、足元にはモニタースピーカーかと見紛うような高さのエフェクトが組まれRC-50とGTとその他がひしめき合い、演奏中は右足が空中で止り宙ぶらりんのまま演奏をされていたのが印象的で、幻想的なサウンドを幾重にも折り重ねリアルタイムで構築して行く様はまさに圧巻でした!

プラントでもお馴染みの今沢カゲロウさんもループステーションのスペシャリストですが、楽器がヴァイオリンなだけに、またひと味違った感覚で体感できましたし、VTRで流れた昨年の大会の中ではヴォイスパーカッションの外人さんがやはりRCとGTの組み合わせで楽器を使わずに『声』だけでものスゴいグルーブを見せつけていました。RCの可能性・無限大!といったところでしょうか。

ミーティングの方はそのままMCを商品開発スタッフにバトンタッチされ、今回の主役『楽器』達の紹介です。

まずはギター系からで、デモンストレイターのお兄さん(名前が解りません...)によるPower Stack "ST-2" とHarmonist "PS-6" そして、GuitarAmp CUBE XL シリーズのデモ演奏でした。

BOSS ST-2

ST-2は幅広い歪みを追求したコンパクトエフェクタ。"SOUND"ツマミが肝で、1つのツマミで3タイプの歪みをコントロール。艶やかなクランチサウンド、王道のドライブサウンド、そしてハイゲインスタックアンプのようなサウンドを簡単に選択でき、歪みのキャラだけでなくピッキングニュアンスや入力レベルに敏感に反応する歪み具合なので、手元のヴォリュームコントロールで心地よいサウンドを自在にコントロールできるようになっています。ハイゲインでもMT-2のようなきめ細かく潰れた感じのニュアンスではなくもっと粒立ちのあるサウンド(TUBE AMPに直入れフルテンで手元でコントロールしてる感じ)でした。リアルサウンド!

続いてピッチシフター改め90年代後半にあった名を冠した"ハーモニスト"として登場。ハーモニストなのになんでHR-3ではなくPS-6なのか?という小さな疑問はありました(聞き忘れました...)が、なんと、3声ハーモニーに強化され、更に処理能力の向上によって、ピッチ変換時の"違和感のあるハモリ音"がかなり改善されています。重厚な和音サウンドはもちろん、ワーミーのようなベンド(アーミング効果)も強力になり下に4オクターブ、上に3オクターブ、合わせて7オクターブという常識ハズレと言うかシンセサイザーのような効果も設定でき(使うかどうかはあなた次第)なるほどハーモニストとピッチシフター両方の名前をつけたい気持ちがよくわかる仕様になっていました。

Roland CUBE sereis

さて、好調な進化を続けるCUBEシリーズですが、今回のアンプはパネルに"赤"を使った辺り、ルーパー機能の部分を出したいのかな~という憶測と、強い(最強な)イメージを出したいのかな~という憶測とを取り混ぜて見てみました。4機種全てに搭載された、より深くよりパワフルな歪みを追求した"EXTREME"サウンドモードと、20XL以上に搭載された"HEAVY OCTAVE"エフェクト機能。そして『実質3チャンネル!?』と思わせるソロ機能を20XL以上に搭載。そして、Fenderとのコラボで培った"ヴァーチャル・スプリングリヴァーブ"をこれまた20XL以上に搭載し、極めつけは、80秒という驚異的な長さ(ある意味微妙)の録音が出来る"ルーパー機能"を上位2機種である40XLと80XLに搭載しての登場。やっぱり15XLはなんか盛りが少なくて『お買い損』的な存在なのは否めないままで、きっと生産台数も控えめなんだろうなーと感じさせつつ、ここまで来ればやっぱ全部付の、40XLか80XLの2択しかないでしょう!というラインナップ。パッと見、盛り沢山過ぎておもちゃっぽく見えてしまいがちなパネル部分に反して、キャビネット部分などはレスポンスの良い芯の太い低域あたりにこだわった造りだったり、スピーカーユニット自体もCUBE専用の新設計だったりで、見た目を裏切る迫力ある良いサウンドをしていました。

Roland Octa-Capture

Roland Octa-Capture

さて、ステージ上の楽器達を3人のスタッフが入れ替わり立ち替わり中央よりに配置し直して出て来た物は、"OCTA-CAPTURE"なる、次世代オーディオ・インターフェイスです。ハーフラック程の黒い筐体にはコンボのインプットが、前に4個、後ろに4個、コアキシャルも含めると10 IN-10 OUTという本格仕様のインターフェイスで、感動物はドラムを8本のラインで入力し叩いてみるとバランスはバラバラ。当たり前田のクラッカーですが、オクタキャプチャーのフロントパネル中央のツマミを3回、ポンポンポンと押すだけで先程入力したサウンドを自動でレベル調整を始め、あっという間に完了。再び叩いてもらうと見事なバランスになってしまいました。BR等にも搭載されていた”オート・センス機能”が進化して搭載されているのです。『あったらいいな』がここにありました。って感じです。

Roland Juno-Gi

Roland JUNO-Gi

次はシンセ!デジタル系シンセが産まれて早30年余?その頃の私から見たら夢のようなこの時代に復活して早数年という"JUNO"の中で、楽曲制作向きであるJUNO-Gの進化系、JUNO-Gi!これまでのJUNO-Gも6.2kgと軽かったけれど、機能や容量が増えたのに、5.7kg!と、軽量化に成功!まるでF1のような状況になって来ました。しかもバッテリー駆動可能になって機動力をアップ。『Giよ、お前もストリートへ行くのか...』という状況。1300以上という膨大なサウンドライブラリーを搭載しつつ、使い勝手も非常に良く、解りやすいシンセを踏襲。そこへもってきて『8トラックのデジタルレコーダー』も搭載!そして、GT-10クラスのマルチエフェクトも搭載しているのですが、そうなればギターインプット、マイクインプットも装備していて、デモ演奏が行われているステージではJUNO-Giにギターとシールドを1本持って歩み寄るギタリスト。JUNO-Giの背面に『ポチッとな』的にインプットし、予め内蔵専用リズムトラック(ドラム&ベース)から選んでおいたパターンをループさせ、それに合わせてギタリストが弾き出す。ちゃんとギターのエフェクトが効いてます。それに合わせてコーラスものっけて、全部モニターしながらリアルタイムに鍵盤とボーカルとリードギターをのっけて、って、コレはまさにホームレコーディング状態ではナイカー!しかもJUNO-Gi1台でできてしまう~。オドロキました。これでたったの¥109,000です。いい時代です。

さてさてステージ上では次なる出し物へと変わってまいります。

Roland FP-7

FP-7

デジタルピアノでありながらステージピアノとしての機動性を持つFP-7が進化しました。FP-7Fスピーカー内蔵のコンパクトな本体に専用スタンド、新色のホワイトカラーも加わり、スーパーナチュラル・ピアノ音源+PHAIIIアイボリーフィール・S鍵盤の採用と、他ジャンルで開発されている『ルーパー機能』『ハーモニー機能』も搭載してコレ1台でステージパフォーマンスを確立できるピアノになってました。このピアノを紹介してくれたのは、シンガーソングライターの川江 美奈子さんで、素敵な音色で弾き語りを披露。but、マイク入力も備えるFP-7Fなだけに、ワイアードマイクを使ってのパフォーマンスったのですが、ヴォーカルの真ん中から下の方がモンモン鳴ってて『イイ音』ではなかったのが残念。でも鍵盤のサウンドを重ねて、更に独りハモリのぶ厚さは特別なピアノを感じました。カラーもこれまでのブラックに新しくホワイトも追加です。ステージ上の白いピアノは存在感もあり音色と共に美しかったです。

Roland RD-700NX

武部聡志さんと川江 美奈子さん

そして本日のメインイベント!始まる前に担当さんが耳元で、『今日だけのスペシャルゲストがあるんですよ。明日は出ませんから。』とつぶやいてくれたのがコレ。

商品はDigital Piano RD-700NX!ステージピアノの定番として君臨するRDシリーズの最新モデル。それを弾いてくれるのは、松任谷由実のコンサートツアーの音楽監督やキーボード担当をし、当時私がハマった斉藤由貴のデビューシングル「卒業」を編曲し、これまたハマりまくったTVドラマ・ビーチボーイズのあの音楽を手掛け、近年では一青窈をプロデュース・デビューさせた実質的専属プロデューサーの、武部聡志さんであった!武部さんの話では普段もRDを愛用していて鍵盤の感じがとても好きだと言っていました。"サウンド・フォーカス"機能によりバンドの中でも埋もれないサウンドを任意に簡単に作る事が出来、極上の生ピアノサウンドやエレピサウンドと共に、PHAIII アイボリーフィール鍵盤を搭載し最高の音と演奏性である。と語って下さいました。先程の川江 美奈子さんを再び呼んで、ステージ中央でボーカルを、伴奏は武部聡志さんという『贅沢』を堪能。RD-700NXの重厚で、際立って、優しいサウンドが会場に響き渡る中、先程とは違って透明感のある抜けるボーカル(この時はワイアレスマイク)で川江さんの歌声が飛び回り、ものスゴくリッチでせつない時間が過ぎて行きました。1曲が終わるとデモ演奏であるはずなのに強力な拍手が会場中に起こりました。

Roland RD-700NX

ステージを使った新製品の紹介はこれで終了し、その後は自由に各楽器のチェックやら機能の説明やらをスタッフに聞くタ~イムとなり終了。虫歯が痛かったにも拘らず、充分に楽しめたイベントでした。

最後に...

今月から今年いっぱい位の中で発売となる各商品でしたが、情報は色々な所で確認する事も出来ますが、実機を見たい!欲しい!という時には、是非ミュージックプラントへお問いあわせ下さい。


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この記事の最終更新日はMay 13, 2017 Saturday 18:59 JST ,
Product Review最終更新日はOct 16, 2017 Monday 20:14 JST です。
最新記事はMUTEC REF 10です。
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