Roland Audio&Visual Solution Fair report



前置き
-Tedious preamble-

行ってきました!!Roland Audio&Visual Solution Fair!
会場は表参道Spiral Hallです。
今回は「Audioでドカンと新製品がありますよ。楽しみにしていてくださいね!!」とM田さんから自信満々の予告があり、どんなものがでてくるのか楽しみに会場に向かい、若干迷いつつも(またですな)開場とほぼ同時に無事到着です。
エントランスのど真ん中に黒い幕をかぶった、いかにも、という形で鎮座する新製品X(コレについては後ほど)、デモンストレーション開始までV-Mixing SystemのVer1.5の改善点を開発の三好さんから直接伺っていました。
というのも昨年の
発表時にも三好さんを捕まえて根掘り葉掘りいろいろ伺っていたのです。そのときにいくつか改善提案をしてあったのですが、そのいくつかが現実のものになりました。
細かくは書きませんがよりフレキシビリティが高く、オペレータの要望に応えられる状態に進化しています。
映像系(Visual)に関しては前回のfairの時から特に新製品は出ておらず、P-10,V-8,F-1の紹介とデモンスレーションが進みます。 そういえば前回(2008夏)のfairの状況をお知らせできていなかったのでついでというとなんですが、ここでP-10,V-8,F-1を簡単にご紹介しておきましょう

P-10

P-10はVisual Samplerと銘打っている通り、手軽に映像(動画,静止画)をキャプチャーし、再生することが可能です。ビデオ映像のキャプチャー機能や、リバース、ストロボ、スピード変化といった映像エフェクト機能も装備しています。
USB端子も装備しPCとの連携もOK。記録はSD/SDHCに行います。直接記録、直接再生なのでロードなどの手間は一切ありません。
用途としては映像ふんだんに利用したプレゼンテーションや、VJ、あと再生スピードが本体で可変なのでスポーツのフォームの確認などにもよいのではないかと思います。 イベントで、カメラを接続しておけば、取り込んだ映像をすぐ出力することも可能。記録方法も簡単です。
padにわりあてた 静止画,動画の識別も考えられておりますので間違うこともないでしょう。

V-8

名前から一発で分かる方もいらっしゃると思います。そうです。ハンディは映像ミキサーV-4の8入力版です。ぱっとみの大きさは一回りくらい大きくなったかな、という程度ですが、高さというか厚さが結構あります。個人的には、ちょっとがっしりしている機材は信頼があってよいと思いますし、大きすぎるということはないと思います。
V-4からの変更点ですが、端子がRAC端子からBNCに変更されており、上面接続だったのが背面接続に変更されています。
PCからのVGA入力を直接受けることが出来るようになっており、今まで以上に重宝することこの上なしです。
映像エフェクトも搭載していますのでコレで簡単に映像に効果をつけることも可能です。実際ちょっといじってみましたが、スライダーを動かしただけですが、気分はVJです。

F-1

カメラの映像,音声+2ch音声をHDに記録するためシステムです。ますますテープレス化が進んでいくのでしょうか?
結局ノンリニア編集をPCで行うのであれば最初からHDに記録しておくのは理にかなっているように見えます。キャプチャーする時間がなくなるので作業も「とりあえず待ち」みたいなことはなくなりますね。120GBハード・ディスク・ユニットでは、約9時間におよぶ連続収録が可能です。

VS-700R,VS-700C

さてAudioに移りましょう。今回はここに記載できる新製品と記載できない新製品があるのですが、口頭でお話するのは可能かと思います。気になる方は店頭へ!
V Mixing Sytemに関する製品ということだけ申し上げておきましょう。
さて、記載できる製品ですが、あのVSシリーズの後継機種、とでも言いましょうか。V-Studioのシリーズの新製品です。
V-StudioシリーズはVS-880というHD MTRに端を発し、VS-840,VS-1680,VS-1880,VS-2000,VS-2400と単体型MTRとして、数年前に生産完了となるまで、およそ10年間にわたって発売されてきました。僕もVS-1680を持っていましたし、それでいろいろ試行錯誤したことこの上ありません。
今回のV-Studioシリーズはどうなっているのでしょう。
それは単体型MTRではなく、Cakewlk SONARを核としたDAW+専用I/O(=
VS-700R)+専用コントローラー(=VS-700C)です。

SONAR V-STUDIO I/O VS-700R

一見普通のインターフェイスですが、それだけではありません。まず入出力関係から見ていきましょう。
18+1in(700CからのAUX入力)/24outのインターフェイスです。 独自規格の採用が多かったRolandがADI(Alesis Digital Interface)をを採用したというのはちょっと驚きです。 700Rはコレにインターフェイス機能に加えてシンセサイザーを搭載しています。RolandのフラッグシップワークステーションFantomの音源を搭載したFantom VSボードを搭載しています。更にARXボードも搭載可能です。CPUに不可をかけずに高品位なサウンドを利用できます。
700Rは2台までカスケードして使用できるので最大37in(=18+18+1)/48outのシステムを構築可能です。

SONAR V-STUDIO Console VS-700C

中央に8+1本のALPS製100mmタッチセンスFaderを配し、左側にはSONAR関連のコマンド、コンロール、右側には映像のコントロールも可能なTバー,トランスポートを配した専用コントローラーです。
ACTにも対応しマウスを触ることなくオペレーションが可能です。 新春位の発売をめざいしたいとの事です。 MasterMeterがないのがちょっと残念です。



例のごとくですが、いろいろ根掘り葉掘り聴いてきました。いろいろ「こうなるべきではないのか?」というリクエストもぶつけてきたので発売になるまでに改善されるといいなと思います。

あとがき(?)
-Afterwords-

いかがだったでしょう。

本当はV-Mixing System関係で書きたいことがあるのですが、緘口令が敷かれているので...
店頭で話す分には問題ないと思うので、気になって眠れない人はお気軽に店頭にて!!
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この記事の最終更新日はFeb 02, 2020 Sunday 11:16 JST ,
Product Review最終更新日はAug 25, 2023 Friday 07:50 JST です。
最新記事はbeyerdynamic M 160です。
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