MACKIE
Onyx 800R

前回のFocusrite OcoPreに引き続き今回も1U 8ch HAを取り上げたいと思います。今回はMACKIE Onyx 800Rです。

Product Overview of Onyx 800R

ではフロントパネルを左から行きましょう。
大きく黒いスイッチに左にはSampling Fsの設定部があります。サンプリングFsは

から選べます。Externalを選んだときにはW/Cからのクロックになります。その隣はBit Depthです。ch1,2バリアブルインピーダンスとなっており300Ω/500Ω/1300Ω/2400Ωから選べます。ch7-8は2400Ωで固定です。
Hi-Z入力はch7,8です。OctoPreと異なり全chにphase,HPF,+48Vが搭載されています(OctoPreはphaseはch1,2のみ)。
HAの増幅率は60dB(MIC:0~+60dB,LINE:-20~+40dB)、LPFは18dB/oct@75Hz、ザックリ低域がなくなります(笑)。
周波数特性は20Hz~30kHz(+0,-0.1dB),10Hz~170kHz(+0,-3dB)とハイサンプリングにも充分なスペックです。

また特筆すべき機能としてch1,2はM-S decoderとしても使用できます(スイッチは背面)。あとはADコンバーターが標準装備なところでしょうか。ADI、S/MUXとASE/EBU,S/P DIFが標準でついてきます。ただS/MUX出力は2ポートしかありませんので、サンプリングレートが176.4kHz,192kHz時は4ch出力となります。

背面には入力のXLRコネクターが8基とLine outputのD-sub25ピンコネクター、Line inputの同じくD-sub25ピンコネクターAES/EBU,S/PDIF用のやはりD-sub25ピンコネクターが並んでいます。アナログの入出力はTASCAM配列です。
AES/EBUに関してはApogee,YAMAHA配列に準拠しています。アウトプットしかないので普通入力に割り当てられているPinをS/P DIF出力に割り当てているようです。この辺はOctoPreと異なっています。同時に出力するのは不可能なようで、やはり背面のパネルでAES/EBUかS/P DIFを選択します。

Sound Impression of Onyx 800R

さて試聴です。ソースはDsです。

デジタルアウトとアナログアウト2種類同時に収録してみました。デジタルはADIを使いレコーダーからW/Cを供給しました。48kHz, 24Bitでの収録です。時間の関係で収録レベルを厳密に合わせることができなかったのですが、音の印象はやはりぱっと聴きさほど変らないかなという感じです。
音の印象ですが、Mackieらしさもありつつ、フラットな印象を受けました。Mackieというと「コシと太さ」みたいな部分があり、アメリカンなキャラ、というイメージが一般的かと思いますが、それを持ちつつも、使いやすい印象です。一緒に試していたY氏はOctoPreの方が気に入ったようですが、800Rはmackieらしい太さと共に中域から高域への滑らかな感じがあります。別にMackieがだめだったのではなく、キャラの違いからということもあるでしょう。値段を考えてもNGなHAということはありえません。
音の傾向としてはOctoPreの方が派手というか"パキッ"とした部分があるように感じます。SRコンソールを多く生産しているMackieとRecコンソールのFocusriteではこうも異なるかと思いました。英国と米国の差なのかもしれません。というのは同じタイミングで試したAllen&HeathもOctoPreよりな印象だったからです。非常に興味深い試聴ができました。

Afterwords

ADコンバーター搭載で8chがこの値段ってテクノロジーの進歩ってすごいですね...。
多チャンネル録音が必要な方には最有力なHAではないでしょうか?

そうそう、ひとつ追加しておきます。本体がかなり熱くなります(メーカーにも確認済み)のでご注意ください。1Uのスペースを空けることをオススメします。

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