KOJO TECHNOLOGY
Presion KS-102

KOJO TECHNOLOGYから発売された新しい電源ケーブルのシリーズ メガネ型インレットプラグモデルのPresion KS-102をチェックして行きます。

Product Overview of Presion KS-102

IECインレットのバリエーションに対してメガネ型インレットが数が少ないですし,そのサイズからどうしても電源ケーブルのバリエーションが少なくなりがちでした。

IECケーブルは職業,性格の両者の観点から(むしろほぼ後者)気に入ったケーブルを揃えているのですが,メガネ型インレットプラグものはなかなか...。そもそもそういった機材が少ないですし,まぁいいかな,と思っていたフシもありました。

そんな中KOJO TECHNOLOGYからメガネ型インレットプラグモデルの電源ケーブルが2種類発表されているではありませんか。コレは試さないわけには行きません。

商品が到着して開けてみてまず笑ったのはケーブルの太さとメガネ型インレットプラグのアンバランスさ。別段太いケーブルという訳ではないのですが,やはりメガネ型インレットプラグを装着するとIECに慣れた感覚の人間からはちょっと違和感がありました。しかししっかりしたメガネ型インレットプラグが装着されています。

期待も膨れますね。

メガネ型インレットプラグ部はロジウムメッキ端子のフルテック製FI-8N(R)が採用されています。

電材部はMedusaが採用されています。

Sound Impression of Presion KS-102

さてさて,実際の音に行きましょう。今回はシンセとベースアンプで試すことができました。

ベースアンプでメガネ端子を搭載しているものがありましたのでまずそちらから。

付属のケーブルをつかって軽く音を作ってみます。「ああ,こんな感じがいいかもねー」みたいな状態になった所でツマミの位置はそのままに電源ケーブルのみ差し替えます。

その場にいた全員が「おー,マジか!!」と声を上げます。

音量,明瞭度が上がり低域のダンピングが明らかに良くなります。

レスポンスも良くなり悪い要素は見当たりません。

やっぱり電源って大事ですね。

次はシンセです。

店頭でお客さんと話しているときに,電源ケーブルの話になり,「ちょうどいいのあるよ。」と。

まず通常のケーブルでしばらく弾いてみてもらいます。

「では...」とおもむろに電源を交換し試奏です。

「え,変えたの電源だけですよね...?」

と不思議な表情で「何が変わったってちゃんと言えないけどよくなった!」

としばらく試奏なさっておいでした。

その時の音色変化の印象ですが,全体的にスムーズになり密度が高くなった感じ,という印象でしょうか。おそらくDA部に大きく作用しているものと思われます。

Afterwords

次回録音でちょうどメガネ端子を搭載したKeyを使用するのでそこでも使ってみます。

楽しみですね。また追記します。

KOJO TECHNOLOGY,Presion KS-102 画像

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