Crowley and Tripp
Naked Eye Roswellite

最近僕の中でリボンマイクがトレンドになっているのですが、そんな矢先リボンマイクの新製品Crowley and Trippのマイクのデモの案内があり、早速申し込むことにしました。
あまり聞き慣れないブランドですので簡単にCrowley and Trippの紹介から始めたいと思います。
医療技術を生かしてマイクを製造しているメーカーで、恐ろしいほどの精度を誇る製品群を製造しているメーカーです。どのくらいかというと、「どれをとってもステレオマッチングペアに出来る」というレベル。その自信と品質が伺えますね。
リボンマイクは基本的に繊細で、音圧に弱いのですが、Naked Eye Roswelliteは最大146dB SPLまで大丈夫とか。自然界に存在する最も大きな音が120dB SPLくらいと言われていますからどんと来いですね。実際メーカーでもKickに使っても大丈夫だとアナウンスしています。
またリボンマイクは+48Vをかけるとリボンが延びて壊れてしまうのですが、コレは大丈夫です。
その証拠がこちら!!

普通に考えたら悲惨な結果しか思い浮かびませんが,見てると思わず笑ってしまいます。

Product Overview

個人的にはテンションの上がりそうなNaked Eye Roswelliteが気に入りました。
音ではありません。見た目です(←馬鹿)。
スペックは周波数特性: 30Hz-15,000Hz
感度:-53dB @ 1KHz
最大音圧 :146 dB SPL 以上(40Hz-40kHz)
出力インピーダンス: 200Ohm
最大音圧を除いては普通のリボンマイクと言った印象ですね。

Sound Impression

ではその音はどうでしょう。周波数特性曲線を見るとまぁ普通(?)のリボンマイクですね。TRION7000と比べると若干高域が延びている感じがしますが、コンデンサーに比べれば五十歩百歩でしょう。いなたいというか、優しい音がします。今回はDsのOverhead/RoomとGtの収録に使用しました。まずはDsのタムの上方1mくらいにセッティングしました。もちろんモノラルですがドラム全体が入ってくる不思議な音がします。不思議といってもまあ当たり前の音なのですが、コンデンサーを聴きなれているとその高域の特性に違和感を覚えます。
なだらかに落ちているとはいってもきっちり収録されているのでEQで簡単に持ち上がります。Ds kitに混ぜていくと部屋鳴りがうまく混ざった感じになりました。立てておいてよかったなぁと思いました。今回は特にSnに有効でした。
次はGtです。表にNaked Eye Roswellite+Beta57Aを立ててBeta57Aで中高域,Naked Eye Roswelliteで中低域を拾う感じにしてブレンドして音を作っていきました。さくっとクライアントのOKも出てどんどん収録です。
Cleanのカッティングを収録するときはNaked Eye RoswelliteだけでOKだったことを付け加えておきましょう。

Afterwords

若干高価なマイクではありますが、その値段に恥じない、頑丈なつくりと音です。
TRION7000の時に協力していただいたTAKA講師から「リボンマイクの音が気に入ってしまって...」というメイルを頂きました。
若干ナローに感じられて最初は面食らうかもしれませんが、とても魅力を持つマイクです。

2009.12追記
米国SHURE社がCrowley and Tripp製品の開発元であるSoundwave Research Laboratories から知的財産権、製品デザイン、製造ラインの全ての権利を買収したことにより、現在はSHURE KSM313が同等品です。代理店の話によると、外装のロゴが変わっただけで生産ラインは同じとのことです。

クリックで販売ページにジャンプ、別ウィンドウが開きます。

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checker:Takumi Otani

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