Belden
88760

Product Overview of 88760

今回もケーブルを取り上げましょう。ちょっと今更の感じのある88760です。細くて硬い赤色のシースのケーブルです。このケーブルはもともと非常用の回線用に作られておりそのために赤色のシースが採用されています。
製造元のBeldenによれば何で88760がヒットしているのか分からない、とのことです(笑)。というのもBeldenは工事用の電材を作っている会社ですからMogamiやCanareのような楽器用ケーブルを作っているメーカーとは若干会社の体質が違うのかもしれません。
とはいえ、その豊富なラインナップから提供される膨大な量の選択肢がありますから、「アタリ」が存在するのも当然でしょう。

Sound Impression of 88760

さて88760ですが、残念なことに楽器用ケーブルにはお勧めできません。ケーブルの細さに起因するノイズのようなものがあるのです。
ケーブルが床に当たるとカ<

サカサという音がアンプから聞こえます。
固定設備などにはよいのですが...音がよいだけに残念です。

音質傾向ですが、非常にスピードが速く楽器の音が近く感じられるケーブルです。単線に近い構造になっておりまして、それに起因する高域のちょっとしたピークがありますが、さほど気になりません。
一度試しに1/4"のコネクターをつけてギターを弾いたことがあるのですが、ちょっと不思議な感覚になりました。ギターらしくないというのか、違和感を覚える人は多いのかもしれません。

録音でもギターに使用したのですが、そのときは大うけです。結局エフェクター全部はずしてアンプに直で録音してしまいました。
ギタリストが、「俺のギターってこんな音するんだー」といっていたのが印象的です。
さて楽器に使いづらいとなるとどうなるのか、という部分ですがこちら私はHA→ADコンバーターに使用しています。Snが多いですが、乾いた感じのGtサウンドが欲しいときにはGtのchにも良く使用します。
あと細いのを利用してインサートケーブルを作ったのですが、これはかなりナイスです。Kick,Sn,Vocal等前に出したい楽器に有効です。PAのときには必ずもって行きます。
あとオーディオファイルの方々が多く買ってくださる印象もあります。

Afterwords

赤い色でテンションも上がります(上記インサートケーブルは弊社PAセクションでも採用され、「やる気が出るインサートケーブル」「勝負インサート」などと呼ばれて大活躍中です。)。
パッチケーブルなどであれば前述のノイズもさほど気にならないと思います。ケーブルの制作も承ります。お気軽にお問合せください

クリックで販売ページにジャンプ、別ウィンドウが開きます。

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checker:Takumi Otani

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