AKG
C1000S

AKG C1000Sがマイナーチェンジしました。C2000やC3000なども色が黒色に変わっていたのでその流れでしょう。

今回運良く試すことが出来ましたので紹介していきたいと思います。

Product Overview of C1000S

C1000Sのマイナーチェンジ前のモデルと比較検証ができると良いのですが,生憎そうは行かなかったので「マイナーチェンジしたC1000Sのチェック」とお考えください。

スペックと周波数特性曲線です。

形式
コンデンサー型
指向特性
カーディオイド (付属のアダプターでハイパーカーディオイドに変更可能)
周波数特性
50Hz~20kHz
開回路感度
-44dBV re 1V/Pa
最大音圧レベル
137dB SPL(パッドOFF、THD 1%)
等価雑音レベル
21dB SPL(Aウェイト)
インピーダンス
200Ω以下
電源
ファンタムDC9~52Vまたは単3形アルカリ乾電池×2
コネクター
XLR 3ピン
寸法・質量
φ34×220mm、320g
付属品
マイクホルダー(SA 63)
指向特性変換アダプター
プレゼンス・ブースター
ウインドスクリーン(W 1000)
マイクポーチ
別売りアクセサリー
ショックマウント(H 30)
AKG C1000S Cardioid周波数特性曲線

コンデンサーマイクですが同社のC451Bと比べると"フラット"とは言いがたい部分が有ります。

外観ですが,"ペンシル"というには太いかなぁという印象ですが仕方ありません。以前何かのPVかLiveでボーカルマイクとして使用されていたのを見た記憶が有ります(HASYMOだったかな)

バッテリーは本体内部に格納されています。HPFと-10dB PADもその部分にあります。

スイッチがついており,電池駆動の際のランニングコスト節約にも一役買っています。+48V使用時にもスイッチは有効です。スイッチは平らに収められており,スイッチを入れる→マイクホルダーに挿す→マイクホルダーがスイッチにあたってOFFになる,という無限ループを避けられます。実際にはスイッチ側を下側に設置することで更に安心です。

Sound Impression of C1000S

さて実際の音に行きましょう。

いくつかのペンシルコンデンサーマイクと比べてみました。

比較対象はCAD 95とAKG C451Bです。

いろいろ試せると良いのでしょうがなかなかそうも行かず,High HatとSnに試してみました。

まずHHですが,結構音違います。C451が「シャキ」っとした音なのに比べてC1000Sはやや丸いというかそういう印象です。決して悪いわけではなく,Jazzなどには自然な感じでマッチすると思います。

高域の特性は似ているのか,HPFを入れるとそこまでの違いはありませんでした。

Snですが,CAD 95と大きな違いは出ませんでした。あえて言うと明るいアメリカンサウンド(=CAD 95)とやや落ち着いたヨーロピアン(=C1000S)という感じでしょうか。AKGサウンド健在という印象です。

まとまった良いスネアサウンドです。

Dsを叩いてくれた(そうですね,OKD君としておきましょう)の提案で通常のショット以外にもいろいろためしてみることにしました。

どストライクだったのがClosed Rimの音です。いや,素晴らしかったですねー。OKDくんも「あー,綺麗だ!」と感嘆の表現をしていましたし,それだけの為に買おうかと思いました(年何回その用途で使用するか考えて思いとどまりましたが)。

本当におすすめです。PAD無しで137dB SPL 耐圧なのでSnのOpen Rimでもそう簡単には歪みません。

C1000Sの音質をトータルで評価すると,コンデンサーマイクらしさは持ちつつも,ややウォーム/マイルドな質を持っています。声が細いボーカルさんや,音質が高域にシフトしているアコギなどを収まり良く収録できる一つの選択肢になりそうです。

クランチやクリーンのギターサウンドにも相性良さそうです。

また単3電池で駆動できるのもメリットかもしれませんね。

Afterwords

カプセルを交換してのチェックが出来なかったのが心残りですが,コストパフォーマンスの高い良いマイクです。隠し球に1本いかがですか?

AKG,C1000S 画像

date:
checker:Takumi Otani

AKG,C1000Sショップページへ

Product Review