ADAM
A5X

今回のレビューはADAM A5Xです。待ってました!と言う方はかなりの弊社プロダクトレビュー通(古い)ですね。

以前 ADAMのAXシリーズを試聴したときには電源の関係でA5Xをだけ間に合わなかったのです。今回とあるエンジニアさんが自宅にちょっとしたMixingのシステムを作り、そこに導入するニアフィールドと言う形でデモとなりました。

Product Overview of A5X

ちなみにその方は現在はGENELEC 8030Aを使用しているのこと。音も良く、クッキリ派手な音がするので気に入っているのだが、いかんせん防音工事をしていないところで鳴らすにはパワーがありすぎる、8030AのVolもInterfaceのVolもあまりあげられないのが残念だ、代わりになるものはないだろうか?と言う事でADAM A5X,S1X,やESI/nEar05 eXperience, Focal CMS50などと聴き比べてみました。

大きな出力のアンプを絞って使うのでは無く、小さな出力のアンプを程良くドライブしたい、と希望とのこと。

ただ、アンプの出力が小さくなると重たいフーファーを駆動できなくなるのでダンピングが落ちたりします。なかなか悩ましいところです。

今回アダムを提案したのはADAMのスピーカーは音量を下げてもバランスが大きく変化しないところも考慮してです。

スペック行きます。

ウーファー
口径:145mm (5.5 inches)
ボイスコイル直径:38mm (1.5 inches)
素材:カーボン/ロハセル/ガラス
X-ARTツイーター
振動板面積:24.2cm²
同等ダイアフラム直径:5.6cm
速度変換効率:4:1
振動板重量:0.17g
内蔵アンプ
ウーファー:50W/75W peak
ツイーター:50W/75W peak
コントロールパネル
ボリューム:+14dB/-∞
ルームEQ < 160Hz:±6dB
ルームEQ > 6kHz:±6dB
ツイーターレベル調整幅:±4dB
一般的データ
周波数特性:50Hz ~ 50kHz
THD 90dB/1m > 100Hz:≦0.6%
短時間サイン波出力(1m/100Hz ~ 3kHz):≧102dB
最大ミュージック出力(ペア):≧110dB
クロスオーバー周波数:2,500Hz
入力コネクター:XLR/RCA
入力インピーダンス:30kΩ
重量:6.6kg
寸法:280mm(高) x170mm(幅)x220mm(奥行)

Sound Impression of A5X

さて実際の音にいきましょう。

試聴はCDソースで行いました。やや狭い間隔(70-80cmくらいでしょうか)で設置し、リスニングポイントを探りながらの試聴です。入力端子はXLRを用いました。

結構音量出ます。自宅でこの音量だすと間違いなく文句がきそうなレベルです。X-ARTツイーターのおかげが非常に高域まですっきり伸びています。低域もこのサイズにしてはよく出ていると思います。Control Roomで聞いているA7の、ADAMの音といっても良いと思います。若干薄味な感じがありつつもワイドレンジで定位も良く見えます。トータルで位相の感じも非常によく、好印象です。

Control Roomに導入するにはちょっと非力かな、と言う印象も無くはないのですが(音量的な意味よいうよりも突発的なピークが入ってくるとウーファーがとんでもないことになりそうな予感...)、Mixingで使う分には申し分ないでしょう。

もう少し細かく見ていきましょう。中低域の解像度はやはりA7XやA8Xには負けてしまいします。というのもサイズ的にどうしてもバスレフポートに頼っている部分が大きくなるのだと思いますが、その分位相が悪い感じは否めません。

やはりA7と比べるとA7の方が中域がスムーズです。

ここで、インシュレーターAT6099を入れてみました。いや、非常によくなります。中域が芳醇な感じになり、解像度も高くなります。高域のすっきりした感じはほぼそのままに高域の透明感が出てくる感じです。ちょっと落ち着いた感じ、と言えると思います。また、低域のダンピング感は向上します。

A5Xをお持ちの方、是非インシュレーター試してみてください。

チューニング次第の部分もあるかとは思いますが、自宅Mixingで充分に使えるレベルです。

Afterwords

音量も-∞dBまで下がるので、結構融通効きます。結論から言うと今回はA5Xは見送りになったのですが、シビアすぎると困る状態、すなわち、スタジオの様に音を鳴らすために設計されていわけではない空間で使用するには非常に良いモニターだと思います。

そんな音量出せないしなぁ...、と言う方是非試してみてください。

ADAM,A5X 画像

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