スペック
- オシレーター
- 1ボイスごとに2オシレーター/20ボイス
- FM、ハード&ソフト・シンク(オシレーター・シンク)可能
- モジュレーション
- 2基のLFO、モジュレーション・エンベロープ
- 自由度の高いシンク、シグナル・ルーティング
- フィルター
- 12、24、48dBローパス・フィルター
- ハイパス、バンドパス・フィルター
- トランジスター、ダイオードによる2タイプのラダー・フィルター・シミュレーション(M&TB)
- エフェクト
- クラッシュ、ドライブ、コム・フィルター
- トーク、コンプレッサー、リバーブ/ディレイ
- パフォーマンス
- 4パート・マルチティンバー
- マスター・クロック機能(アルペジエイター、LFO、ディレイを同期)
- インパルス・モーフィング機能
- ベロシティ、モジュレーション・ホイールによるモーフィング機能
- USB-MIDI機能
オシレーターセクション/LFO、モジュレーション・セクション
Nord Lead 4は1ボイスあたり2オシレーターのサブトラクティブ・シンセサイザーです。オシレーターにはノコギリ波、矩形波、サイン波、三角波、パルス波、パルス・ウィズス・モジュレーション(PWM)といったオーセンティックな波形を内蔵しています。
- ウェーブテーブル・シンセシス
- Nord Lead 4のオシレーター1には、豊富なウェーブテーブル波形も内蔵しています。ウェーブテーブル波形には、ピッチとは独立したレゾナント・ピークを含んだフォルマント波形など、ユニークな波形が満載です。フォルマント波形をフリケンシー・モジュレーション(FM)にも使用でき、従来のバーチャル・アナログの域を超えた新たな音作りの世界を探求できます。
また、オシレーター2にはノイズ・ジェネレーターを内蔵し、専用のフィルター(カットオフ、レゾナンス)も内蔵し、様々なカラーのノイズを生成できます。 - 真のユニゾン機能
- これまでのバーチャル・アナログ・シンセサイザーのユニゾン機能は、いわゆる「影のオシレーター」とも言えるユニゾン用オシレーターによるものもありました。しかし、Nord Lead 4のユニゾン機能は、1音につき最大4ボイスのシンセサイザー・チャンネル(1ボイス分のシグナル・パス全体)を使用した本物の分厚いサウンドが得られます。リード、ベース・サウンドでぜひお試しください。
- ハード&ソフト・シンク
- オシレーター波形にイレギュラーな歪みを生み出すハード・シンク。そのダーティでリッチな倍音を含んだサウンドは、往年の名機のシグネチャー・サウンドの1つでした。Nord Lead 4では、このハード・シンクの他に、ややスムーズなキャラクター(それでもまだまだワイルドです)のソフト・シンクという、2タイプのオシレーター・シンクを使用できます。
このオシレーター・シンクに、Nord Lead 4独自のピッチ・モジュレーション機能を組み合わせれば、これまで以上に複雑でナスティなシンク・サウンドも思いのままです。
Nord Lead 4には2基のLFOが内蔵されています。サイン波やパルス波、ランプ波など、豊富なLFO波形を内蔵し、ウォブル・ベース・サウンドやパルシブなパッドなど幅広く応用できます。
各LFOはマスター・クロックに同期させることができ、これによりテンポに合った完璧なタイミングのモジュレーションも可能です。また、キーボードやインパルス・モーフ・ボタンを使用して手動によるLFOのリスタートも行えます。さらに、LFOでエフェクト・セクションのパラメーターのモジュレーションも可能です。
- モジュレーション・エンベロープ
- 幅広いパラメーターのモジュレーションが可能なNord Lead 4のモジュレーション・エンベロープは、インパルス・モーフ・ボタンで手動によるトリガーも行えます。
フィルターセクション/エフェクトセクション
Nord Lead 4のフィルター・セクションには、12、24dBのローパス・フィルターに加え、さらに切れ味の鋭い48dBローパス・フィルターも内蔵。もちろん、ハイパス、バンドパス・フィルターも内蔵し、フィルター用ADSRエンベロープやキーボード・トラッキング機能も搭載しています。
- ラダー・フィルターを忠実に再現
- Nord Lead 4のフィルターはこれだけではありません。往年のアナログの名機に搭載されていたトランジスタやダイオードを梯子状に結線した「ラダー・フィルター」を忠実に再現したモードを2タイプ内蔵しています。この2つのモードは、単にラダー・フィルターの特性を再現しただけでなく、フィルター回路内部の歪みやレゾナンスの特性なども忠実に再現し、ユニゾン・モードを併用すれば、これまでになかった極太サウンドのリードやベース・サウンドを生み出せます。
- フィルター・ドライブ
- フィルター・セクションには、ドライブ・パラメーターもあります。このドライブは、ボイスごとにかかるタイプのドライブで、エフェクト・セクションに入る前の段階でサウンドに歪みをプラスし、独特のサウンドに仕上げることができます。
- ドライブ
- ビンテージなチューブ・タイプのオーバードライブ・エフェクトです。クランチからディープな歪みまで、幅広く応用できます。
- トーク・エフェクト
- 口腔の動きをシミュレートした、いわゆるトークボックスのようなエフェクトです。
- クラッシュ
- クラッシュ・エフェクトは、サンプルレートを大胆に落として独特の歪み感を生み出すエフェクトです。ベースラインにうっすらとしたローファイ感を出したり、より激しく使用していかにもデジタル的なハーシュネスも演出できます。
- コム・フィルター
- コム・フィルターは、いわゆるコーラス/フランジャー的なサウンドを生み出せるエフェクトで、LFOでモジュレーションをかけることも可能です。
- コンプレッサー
- スレッショルドのみのシンプルな構成ながら、サウンドに独特の質感をプラスでき、モジュレーション機能を使用すればサイドチェイン的に使用することもできます。
クラッシュ、トーク、コム・フィルター、コンプレッサー、ドライブの各エフェクトは、モーフィング機能やインパルス・モーフィング機能、LFO、モジュレーション・エンベロープでモジュレーションすることができます。 - リバーブ/ディレイ
- ディレイ・エフェクトは3段階のフィードバック・レベルがあり、ドライ/ウェット・コントロールでエフェクト・バランスをコントロールできます。ディレイ・タイムをコントロールするディレイ・テンポ・パラメーターは、マスター・クロックに同期可能で、テンポに合ったディレイ音を作り出せます。また、ディレイ・エフェクトはディレイ・テンポをリアルタイムに変更するとディレイ音のピッチが変化するアナログ・モードも選択できます。
リバーブ・エフェクトは3タイプのリバーブを内蔵し、ドライ/ウェット・コントロールはもちろんのこと、ブライトネス・コントロールにより、リバーブ成分の高域を自在に調整できます。
豊富なパフォーマンス機能
- レイヤー
- Nord Lead 4は最大4レイヤーまで音色を重ねて使用できます。また、キーボードを左右の領域に分割し、それぞれ別の音色をアサインできるスプリット・モードも内蔵しています。また、自由度の高いホールド機能を使用すれば、あるパート(スロット)の音色をホールドさせている間に、それをバックに別の音色で新たなプレイを展開させることも自由自在です。
- 木製ピッチ・スティック
- Nord伝統の木製ピッチ・スティックは、ピッチ・ベンドはもちろんのこと、スティックを揺らすことでギタリストやバイオリニストのようにナチュラルなビブラートをかけることができます。ベンド・レンジは、最大4オクターブまで設定可能で、プログラムごとに設定できます。また、アップ側とダウン側で異なるレンジに設定可能なモードも内蔵しています(1、2オクターブ・ダウン/2半音アップ)。
- インパルス・モーフィング機能
- インパルス・モーフィング機能は、インパルス・モーフ・ボタンを使用し、複数のパラメーターの設定値を瞬間的に変化させることができるパフォーマンス機能です。LFOの周期を一気に2倍にしたり、オシレーター波形を切り替えたり、グライド(ポルタメント)をオンにしたり、レゾナンスを一気に上げたり、リバーブを一瞬でカットしたり……これらすべてのコントロールをボタン1つで一瞬のうちに行えるのです。ウォブル・ベースや複雑なゲーティングによるパッドなども完璧にシンクでき、しかも設定は非常に簡単です。シンプルながらもアイディア次第で幅広く応用可能なインパルス・モーフィング機能で、パフォーマンス時のクリエイティビティはさらに跳ね上がります。
インパルス・モーフィング機能の設定は非常にシンプルです。インパルス・モーフ・ボタンを押しながら変化させたいパラメーターのノブやスイッチで変化させた後の設定に動かすだけで設定完了です。ノブやボタンの近くにLEDが配置されているパラメーター(ほぼすべてのパラメーターです)はインパルス・モーフィング機能でコントロール可能です。また、コントロールするインパルス・モーフ・ボタンは3つですが、この3つの組み合わせで最大7種類のインパルス・モーフィングをスロットごとに行えます。 - モジュレーション・ホイール、ベロシティによるモーフィング機能
- Nord伝統のモーフィング機能と言えば、モジュレーション・ホイールやベロシティで音色パラメーターをコントロール可能な、このモーフィング機能です。こちらはノブ・タイプの連続可変型のパラメーターをモジュレーション・ホイールやコントロール・ペダル、ベロシティでコントロールできます。例えば、アルペジオのオクターブ・レンジの変更や、クラッシュ・エフェクトのサンプルレートの変更をモジュレーション・ホイールなどで行えるのです。
- コード・メモリー機能
- コードの構成音をメモリーし、指1本で演奏できるコード・メモリー機能を内蔵しました。
- アルペジエイター
- アップ、ダウンやランダムなど、4オクターブのレンジで分散和音を演奏できるアルペジエイター機能です。マスター・クロック機能を使用すれば、LFOやディレイとの同期も行え、新搭載のポリ・モードでは和音のアルペジエイターのクロックで断続的に演奏させることも可能で、ゲーティングをしたパッド・サウンドに最適です。さらにパターン機能も内蔵し、インパルス・モーフィング機能と組み合わせれば複雑なリズムによるコードのトリガリングを使用したパフォーマンスも思いのままです。また、パフォーマンス・モードでは最大4系統のスロットで別々のアルペジオを同時に使用することも可能です。
- パターン機能
- パターン機能は、アルペジエイターやLFOで使用可能で、これまでの周期的な繰り返しの他に、リズム・パターンに沿ったアルペジオや、リズム・パターンによるLFOのモジュレーションなどが行えます。パターンはシンプルなものから複雑なものまで豊富なバリエーションを内蔵しています。
- マスター・クロック機能
- Nord Lead 4の機能の中心的存在とも言えるマスター・クロック機能は、Nord Lead 4のグローバル・テンポを管理する機能で、このクロックにLFOやアルペジエイター、ディレイなどを同期させることができます。テンポはタップ・テンポ入力にも対応していますので、ドラマーとのセッション・プレイ時にもピッタリと同期したプレイも行えます。また、マスター・クロックはMIDIクロックに同期させることが可能です。
アルペジオによるレイヤー・サウンド
プロダクト・スペシャリストのTomas Johanssonが2台のNord Lead 4を使用して6レイヤーのアルペジオ・サウンド(3つがパーカッション・サウンド、3つがシンセサイザー・サウンド)をリアルタイムに演奏しているクリップです。なお、シーケンサーは一切使用していません。
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nord NORD LEAD 4の他にもデジタルシンセサイザーあります!
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スラッシュやジョン・フルシアンテが愛したサウンドを、ぜひ。
「欠点はどこにもないから、他のアンプを試そうとは思わない。」
(1996年スラッシュ、『アンプ大名鑑[Marshall編]』)