SAITO GUITARS S-521bCSJ Chamonix White

ボディはネックジョイントの深さやPGの厚みなど、違和感なく演奏に集中できるようデザインいたしました。もちろん、ネックをセットしたままトラスロッドを調整することが可能です。
指板のラディアスは12-16inchのコンパウンドラディアスで設計し、低い弦高セッティングに対応。フレットはジャンボサイズのフレット"Jescar FW-57110"を使用し、長寿命とスムーズなフィンガリングを実現しています。更に、指板エンドの角を丸めるようにデザインすることで、ネック寄りのポジションでピッキング・スラップをするプレイヤーも指を痛める心配がありません。
ネックグリップにはこのモデルの為に新しく設計した"Classic JB Grip-5"を採用。4弦よりも幅広でありながら、快適な演奏性を実現しました。
高性能蓄光ドットポジションマークとして世界的なシェアを誇る"Luminlay"をサイドポジションマークに採用。暗いステージでも安心してプレイできます。

ヘッド部はS-Seriesのアイコニックなアウトラインに、経年によるヘッドの起き上がりを防ぐための立体的な形状をデザイン。従来の製品と比較して40-50%軽量な小型チューナー"GB528"を採用することで、重くなりがちなヘッドを軽量化。チューナー本体は2本のビスとナットで強力にヘッドに固定され、チューニング精度を担保しながら確実な弦振動のみをアウトプットします。

摩耗に強いグラファイト素材のナットを採用することで、プレイヤーはナットの消耗によるトラブルから解放されます。ナットに切られている弦溝のピッチも、4弦仕様と同程度のバランスに設定することで、この楽器のコンセプトである4弦+1の演奏感を生み出しています。整えられたナットアクションは、ローフレットのストレスの無いフィンガリングを可能にします。

1弦から5弦までクリアーでパワフルなサウンドを出力する"Five Vantage+ set"を搭載した、シンプルで実用的なパッシブサーキット。そして、ベースにおけるスタンダードな弦間隔19mmピッチを守り、弦を+1するイメージで設計した新しいブリッジ"SAITO VTB-5"。2つの自社オリジナルパーツを軸に、5弦ベースの新しいスタンダードとなるモデルを設計しました。
新しいピックアップセット"Five Vantage+"は、楽器本体に最も適した出力・音色となるよう、何度もテストを重ねて開発いたしました。クリアーさ保ちながら力強くパンチのあるローミッドをアウトプットし、強くピッキングすればパワフルに、やさしく指でピッキングすれば指先のかすかなニュアンスがアウトプットされる、優れた表現力を持ち味としています。

スタンダードな4弦ブリッジをそのまま5弦仕様にコンバートすることをコンセプトに設計。トラディショナルなブリッジと同様、鉄シートを曲げて製作したプレートに、スパイラルサドルをセット。削り出しのブリッジと比較して50%程軽量に仕上げています。プレート後部だけでなく前部もビスで固定することで、弦のテンションや圧力に耐え、弦振動を確実にボディに伝達します。