Silktone   Expander

Silktone Expanderは、シンプルなディストーション・ボックスの概念を大胆に拡張しました。3つのノブとボイス・スイッチが、厚みと質感に満ちたドライブの膨大なパレットを解き放つ繊細な倍音強調から、アンプが突然命を吹き込まれたかのような豊かでザラついたオーバードライブまで。

デザインは、当社のマイクロノートシリーズの美学と雰囲気、そして最近夢中になっている古い日本のディストーション・ボックスの風変わりな魅力からインスピレーションを得ています。見た目、感触、そして音色のDNAの一部さえも、その時代に敬意を表しつつ、新たな領域へと押し進めています。

ファーストステージはJFETベースのセカンドハーモニック回路で、即座に音の厚みと深みを加えます。その核心となるゲルマニウムトランジスタ回路(60年代の名機に着想を得た設計)が、独特の粘り気と豊かな色彩感を生み出します。出力ステージでは別のJFETがアンプのファーストステージの真空管をエミュレートするよう調整されており、音量を下げてもファーストステージの真空管特有のサテュレーション感と甘美な音色を保ちます。正直なところ、出力ステージを追加する前はボリュームノブすら付けないところでした。全開時の音質があまりにも素晴らしかったからです…そこで、音量を下げても同等の音質を保証するため、専用の回路を丸ごと設計しました。

そして最大の特徴は、必要に応じて激しく歪ませられる一方で、Expanderは常時オンのペダルとして真価を発揮します。「Choke」と「Gain」を低く設定し、Volumeを12時位置付近に置けば、あらゆる音をより大きく、より良く、より生き生きとさせます。

このペダルよってあなたのサウンドが、拡張(Expand)されるのです。