Ibanez AUP10N-OPN

家具材として知名度のあるパウロニア(桐)材のブロックをくり抜いて形成するボディです。
※複数の木材を接着してボディ材を切り出せる大きさのブロックを作成した上でくり抜きます。完全な一枚板ではありません。
AUP10Nはテナー・ウクレレのサイズを基に設計した個性派ミニ(ピッコロ・サイズ)ギターです。

マホガニー材同様、中低音域特性に富むオクメ材のネックを採用しています。
AUシリーズ最大の特長の一つが、段差無く滑らかに形成したネック・ジョイント部です。ハイポジションでの演奏性を高めています。

指板材には硬質なパープルハート材を採用しました。
指板と同じくパープルハート材を採用したブリッジは、弦毎に設けられた2つの孔(ホール)を通して弦を結び留める、新設計のダブル・ホール・ブリッジです。従来以上に弦交換が簡単な上、安定したテンションを提供します。

ボディ・サイド両側にはサウンド・ポートを装備しています。サウンドのみならずデザイン面でもAUシリーズのアイデンティティです。
演奏者の肘が位置することになるボディトップ側エンド付近のエッジは、写真のように緩やかなアールを付けTOP面より一段高く形成しています。アームレストのように弾きやすい形状になっています。
ネックジョイント部細弦側にはボディトップ側に傾斜を付けたカットを入れました。ハイフレットへのアプローチを向上させています。

写真の杢目と異なる場合がございます。実際の画像をご希望の方はお問い合わせフォームからお申し付けください。