初ジャンルはボカロで


そろそろ部屋の中が暑くて過ごし難くなってきた、『エアコン無し生活』10年目のnagaです。

なにやら流行のライトミステリー小説のタイトルっぽくなりましたが、この度ミュージシャン生活20年にして初めてのジャンルの制作を務めさせていただきました。

『園歌』です!

演歌ではありません。

幼稚園や保育園でちびっ子達 が歌う校歌ですね。

 

つ◯く♂さんや布袋◯泰さんなどアーティストが社歌や校歌を作るのも最近ブームになっていて、ニュースなどでもたまに耳にしますね。

 

今回の案件は、「詞とメロディは完成済み」だったので、コードアレンジと構成イントロ及び間奏部の作曲カラオケ伴奏の作成ガイドボーカルの作成という編曲&音源作成でした。

*著作権の都合上、画像はピンぼけ処理してあります。

まずはメロディを譜面におこしてコードを付けていき、歌詞を音符に割り振っていきます。

こどもの耳は敏感なので複雑な和音や音程も覚えちゃえば歌えるのですが、あまりトリッキーなコード展開もアレなので、シンプルなコード進行にメロディを誘導しやすいベースのルートモーションをつけて分数コードで組み立てました。

イントロ、間奏のメロディを付けたら音源の制作です。

ドラム、ベース、ギター、ピアノの4リズムで基本を作り、ストリングスやシンセサイザー、パーカッションで飾りをつけていきます。

保育士の方がピアノやオルガンで伴奏を弾く事もあるかと思い、メインをピアノに置いてアレンジ。

他の楽器はリズムを出すためのシンプルな演奏に徹してガマン(特にベースw)。

また、鑑賞目的の曲ではないため『過度に華やかなアレンジは避ける』のに注意しました。

そして、お手本ボーカルを担当したのはこの方、

Vocaloid 3 IA さんです〜!

このIAさんは、パラメーターの調整を細かくしなくても(ボカロ用語で調教と言いますが)、歌詞の音符への割り振りと発音(音符)の長さを気にしてあげるだけで人間っぽく歌ってくれるので僕はよく使います。

♫♩♩に『笑って』と歌わせる時は、♫ ♪ ♩に『わら、あ(短)、て』と変換すると人っぽくなります。

 

アレンジやコード理論等にご興味がある方は、わたくしが担当する短期音楽理論と中山先生の長期音楽理論のコースが開講されていますので是非受講されてみてはいかがでしょうか?

夏休みにむけて『DAW講座』的なものも企画中ですのでお楽しみに〜!

 

naga